渡辺香津美のトチカ。もうレコードの時代から擦り切れるほど聴いた・聴いてるけど、
なんとジャコパスをイメージしてベースラインを作り上げたということをこの期に及んで学ぶ。
なんと!ほんとなんと!である。自分の大好きなミュージシャンがこんな形でつながってるのは楽しい発見である。
ジャズ金字塔の一つ、CDが擦り切れるほど聴いたこれ、
これのリイシューをNPRで取り上げてた。
これによればこのコンサートはトラブル続きだったらしい。その一つ、パーカーが自分のサックスを質入れしていて、Grafton製のプラスチックのサックスを渡されてそれでリハーサル無しでぶっつけ本番だったらしい。そんなトラブルを微塵も感じさせない演奏はやっぱり天才としか思えない。
で、このサックス、当時のカンサスシティ市長、現下院議員のEmanuel Cleaverが1994年にオークションで落札したそうだけど、当時の落札額を色々批判された様子。で、このインタビューで彼いわく、
Buying that sax was the Coup d'état for Kansas City, and of course now it's not controversial
素晴らしい決断に感謝。
という日系人をこのポストで初めて知る。
Jazz (and classical) album cover arts by Japanese American graphic designer Sadamitsu Neil Fujita. He was the head designer for Columbia Records. pic.twitter.com/AMpPdrK9BX
— Huey K. Bridgeforth (@hkb73) November 22, 2023
Columbia Recordsのグラフィックデザイナー。著名なアルバムを含む数多くのアルバムカバーを手掛けていたらしい。この抽象的デザインがジャズにとても合う気がする。
で、ウェブでちょっと調べたら、
あの誇り高き442部隊出身だったり、ゴッドファーザーの操り人形のイラスト含むロゴも彼の作品らしい。しかも手書き!
素晴らしい人はまだまだたくさんいる。
Beatlesの最後のオフィシャルソング。そのメイキングをDisney+で。
歴史的ではあるし、カセットからAI使ってそれぞれのパート、特にジョンのボーカルがcrystal clearに切り分けられた技術はすごいと思う。ただなぁ、曲としてのNow and Thenは個人的には最後のオフィシャルソングとして出すのはアレだと思うなぁ。
ウィントン・マルサリスのこのツイート、
In celebration of jazz pioneer Buddy Bolden’s 146th birthday, @boldenmovie wants to honor his legacy with a series of unreleased Director’s Cut.
— Wynton Marsalis (@wyntonmarsalis) September 25, 2023
Directed by Dan Pritzker, with music by Wynton Marsalis.
Stream BOLDEN now on Prime Video, Apple TV and more… https://t.co/5aSaSbYKyF pic.twitter.com/cQoQ4jOEGo
これでこの映画のことを知る。バディ・ボールデン、名前だけは聞いたことがあるけど全くの予備知識無しで観てみる。
いや、音楽はウィントン・マルサリスが担当したこともあって実に宜しい。が、しかし映画としての出来は…。クリント・イーストウッドのBirdもこんなだったけど、これは輪をかけてるかも。というのも元々この人の史実、昔過ぎて伝承でしか伝わってないらしい。なので映画中のストーリーも曖昧だし中途半端。何をメインに語りたいのかさっぱりわからない。
妻に言わせると、ジャズ映画って暗いイメージで嫌い、なんだそうである。反論できずw