Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

Employee Stock Purchase Plan

2週間ぶりの給料日、金額を確認するといつもより多くなっている。
明細を確認すると、どうやらESPPがIRSの定める年間の限度額を超えてしまったために、余剰額が振り込まれたらしい。
といっても、決してたくさん株を買っているわけではなく、あるトリックでこうなってしまうのだ。うちの会社のESPPは、プラン期間(6ヶ月)の始めと終わりの株価の安い方の15%引きで自社株を買えるのだが、IRSの定める年間の限度額はプランの始まった時の金額で計算される。なので最近の株価の下落のせいで、実際の貢献額よりもIRS方式で計算する貢献額のほうがずっと高くなり、限度額を超えてしまう。何かちょっと解せない。
このESPP、うちの会社の方式は結構スタンダードである。日本の前の会社の時は、安く買えるわけではないのだが、会社からある程度の補助が出ていた。が、退職する直前に今の会社のと同じようなシステムに変わることになったようだ。世の中にはよりよいベネフィットを提供する会社もあり、たとえばネットワークルーターの最大手の会社は、過去2年間の最安値で株を買えるらしい。
ただこのESPP、IRSがさらに締め付けをしようと思っているらしい。2003年からは株購入時の値引きの部分に税金がかかるようになるらしい。う〜ん、10年間のTax Reliefの話は何処へ行ってしまったんだろう…。