Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

ラケット進化論

昔の日記でラケットの進化についてちょっとふれたが、これについてはこんな意見もあるらしい。かいつまむと、あまりにもラケットが進化しすぎて、プロテニスの試合がつまらなくなっているというのだ。

だが私はこの意見には反対だ。確かにサーブアンドボレーという攻撃スタイルは今の時代難しいのかもしれない。ただそのスタイルが見られないからつまらないというのは単なる懐古主義に思えてならない。そもそもサーブアンドボレーが攻撃的でおもしろく、ストローク応酬型が攻撃的でなく単調などという意見をだすアメリカ最古参のテニスジャーナリスト、その感性を疑う。ラケットが陳腐な時代に現代のようなすばらしいトップスピンが打てたか、時速240kmのサーブを打つことが可能だったかどうかをこのジャーナリストに問いたい。

この記事がアメリカで発行になった26日、その日にサンプラス引退の日記を書いたが、アガシサンプラスの対照的な現状はラケットの進化によるところが大きいというのは確かなようだ。