勝負事に”れば”、”たら”は禁句ですが、現時点でDave Zabriskieの頭にあるのはこれだけじゃないかと想像します。
最終スタートのTeam CSCのDave Zabriskie、なんとゴール１キロちょっとのところでクラッシュ。Lance Armstrongに２秒の差をつけて総合１位だった彼もこれでおしまい。Team CSCの他のメンバーはそのままゴールインし、今日ステージ優勝のDiscovery Channelに２秒差の２位。なので転びさえしなければLance Armstrongと同タイムでYellow Jerseyをキープできたことになります。
しかも、新しいルールではもし転倒した場所がゴール１キロ以内なら、ゴールインしたチームメンバーと同タイムが与えられるので、後２〜３００メートル転ぶのが後であっても大丈夫だったわけです。
転倒によってぼろぼろ＆黒ずんだYellow Jerseyを着て、膝＆脇の擦り傷から血を流しながら走るDave Zabriskie、プレッシャーに負けた屈辱のどん底だと思いますが、これを乗り越えて一皮むけたサイクリストとして戻ってきて欲しいもんです。
しかしTdF、いろんなことが起こりますねぇ。
