ここで取り上げたWayne Shorter Quartetの演奏を、スタンフォード大学に聴きに行きました。
今回のホールは今まで何度か行ったDinkelspiel Auditoriumではなく、Hoover Tower目の前にあるMemorial Auditorium。全席指定、開演と共にドア閉鎖など、結構”コンサート”的な会場でしたが、もうちょっと小さい方がJazzには向いていたかな。
メンツは現在の彼のレギュラーカルテット。本人のts,ssの他はDanilo Perez (p), John Patitucci (b), Brian Blade (ds)。PianoのDanilo Perezはよく知らないけれど、このメンバーで悪い演奏になるはずもなく、ほぼ１時間半力強く演奏し続けていました。最近のショーターの作品を聞いていないのでどんな演奏なのか興味津々でしたが、オードソックスなジャズではなく、新鮮味漂う物。ただ各人がめちゃめちゃやるわけではなく、キーもリズムもあるので規律はしっかりとられています。4beatもブルースも出てきませんでしたが、音を聞けば”おお、これはショーターだなぁ”とわかる、何とも癒し系の楽曲が多かったです。
後でパンフレットを見たら、彼はもう７２歳。全く年齢を感じさせないパフォーマンスでした。
Beyond the Sound Barrierposted with amazlet on 06.01.30おすすめ度の平均:宇宙船ショーター号の新たな旅立ち
