Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

平均出力計算

今月号のBicycling Magazineに"Watts Up"というコラムがあり、専用器具を使わずに山登りのデータだけから平均出力を算出する方法が載っていたので試しにやってみた。
まずは重量測定。自転車、ヘルメット、ウェアその他所持品全て含めた総重量が186.1ポンド(84.4kg)。この際だから自転車単体重量を計ったら21.8ポンド(9.9kg)。重い(笑)。
次に登りのデータから垂直上昇スピード(VAM: vertical ascent in metersまたはVAF: vertical ascent in feet)計算。例として昨日のHwy 9のデータと、かなりもがいたOLHのデータを使う。bikely.comのデータだとHwy 9は2,100ft(640m)、OLHは1,304ft(397m)。走行時間はそれぞれ42分43秒と22分30秒。よってそれぞれVAF: 2,950(ft/h), 3,477(ft/h)。
で、走行中の出力は(重力に逆らう力)+(走行抵抗に逆らう力)+(空気抵抗に逆らう力)の総和になるのだけれど、山登り、特に時速12mph以下・勾配6%以上の場合はTeam Slipstreamのアドバイザー、Allen Limによると走行抵抗・空気抵抗への力は無視して良いそうである。で、重力に逆らう力(=平均出力)の計算式は、

平均出力 = (人間と自転車の総重量) x (垂直上昇スピード) x 係数 (VAF: 0.0004, VAM: 0.0028)

これから計算した平均出力:

Hwy 9の時: 220 Watts
OLHの時: 259 Watts

今まで雑誌記事などに出てくる出力系話題の数字はまるでピンとこなかったけれど、これでちょっとは感覚的にわかるようになるかも。
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んなようなことをウェブでサーチしていたら、平均出力を算出してくれるフォームを見つけた。これで算出すると、

Hwy 9の時: 243 Watts - 出力体重比: 3.4 W/kg
OLHの時: 274 Watts - 出力体重比: 3.8 W/kg

で、その最後に出力体重比の表が載っていたんで自分のと照らしあわせてみる。それによるとCat 3になるけれど、絶対ありえない(笑)。