アメリカ人大好き、馬鹿でかいピックアップトラック。犬も歩けばF-150に当たる。今までその理由とか考えたことなかったけど、この状況には理由があることを知る。
1960年代のアメリカ、当時の人気車種はVWビートル、それにVWのバス。バスと言ってもこんなのね、
かたやこれらの製造元のドイツ、こっちはこっちでフライドチキンが大人気だったらしい。で、フライドチキンといえばアメリカ、ニワトリの生産にかけては世界一。とある年には輸入量が1年で23%も増加。慌てたドイツ政府がアメリカの鶏肉に50%もの関税をかけ始める。んでそれに復讐すべく、アメリカは海外生産のトラックに25%の関税を。
この、いわゆる"chicken tax"のお陰で、アメリカはピックアップがこの世の春を謳歌しているわけなんである。ただこれだけピックアップが進化すれば"chicken tax"無しでも対抗できると思うけど、撤廃しない理由は外交の切り札に使うというのがメインらしい。レポーターさんも書いてるけど、お米の関税撤廃用とか考えられるかも。