Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

アメリカのラーメンはなぜ不味いか。

東京にラーメンショップを開いたアメリカ人、Ivan Orkinによる解説。

理由としてあげてるのは、

  • 小麦粉の挽き方。日本はパン・ペストリー用とラーメン用で異なった挽き方(ラーメン用はスーパーファイン)をするけれど、アメリカは主にパン焼き用の粗さ。これが親水性に影響して最終的な麺の質に大きく影響。
  • 日本の製粉業者は粉に詳しい。ラーメン用の細かい注文に応じてくれるが、アメリカだとそうは行かない。
  • 鶏脂がUSDAの認可の関係でアメリカだと入手困難。
  • これらを一つ一つ満たしていると大変高価&手間のかかる食べ物になってしまい、コスパ的に無理がある。

最後の点でなるほど!と思ったのがこの一文。

David had a great quote in Lucky Peach about how an Italian restaurant can charge you $28 for spaghetti pomodoro, and the fucking chef just opens a can of San Marzano tomatoes, breaks them up, mixes ’em with garlic and olive oil, and people are like, Oh my god! How delicious! 

 イタリアンレストランのシェフが"San Marzano"トマト缶を開けて崩し、ガーリック・オリーブオイルを混ぜただけのパスタでお客は「オーマイガー!なんて旨いんだ!」と喜んで$28支払う。これじゃかなわないよな。

だけどそれよりも何よりも、一番の理由がこれ:

AMERICANS JUST DON’T REALLY KNOW YET

 これに尽きるよな。そもそもこのコラムのイラスト、

http://luckypeach.com/wp-content/uploads/2015/01/IvanPortraitFINALcolor1.png

この左側のラーメンが"Ramen in Japan"を表してるんだとしたら、全く分かってないかも。いやそれともこのイラストはこれを皮肉ったものだったり?