東京にラーメンショップを開いたアメリカ人、Ivan Orkinによる解説。
理由としてあげてるのは、
- 小麦粉の挽き方。日本はパン・ペストリー用とラーメン用で異なった挽き方(ラーメン用はスーパーファイン)をするけれど、アメリカは主にパン焼き用の粗さ。これが親水性に影響して最終的な麺の質に大きく影響。
- 日本の製粉業者は粉に詳しい。ラーメン用の細かい注文に応じてくれるが、アメリカだとそうは行かない。
- 鶏脂がUSDAの認可の関係でアメリカだと入手困難。
- これらを一つ一つ満たしていると大変高価&手間のかかる食べ物になってしまい、コスパ的に無理がある。
最後の点でなるほど!と思ったのがこの一文。
David had a great quote in Lucky Peach about how an Italian restaurant can charge you $28 for spaghetti pomodoro, and the fucking chef just opens a can of San Marzano tomatoes, breaks them up, mixes ’em with garlic and olive oil, and people are like, Oh my god! How delicious!
イタリアンレストランのシェフが"San Marzano"トマト缶を開けて崩し、ガーリック・オリーブオイルを混ぜただけのパスタでお客は「オーマイガー!なんて旨いんだ!」と喜んで$28支払う。これじゃかなわないよな。
だけどそれよりも何よりも、一番の理由がこれ:
AMERICANS JUST DON’T REALLY KNOW YET
これに尽きるよな。そもそもこのコラムのイラスト、
この左側のラーメンが"Ramen in Japan"を表してるんだとしたら、全く分かってないかも。いやそれともこのイラストはこれを皮肉ったものだったり?