Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

「抗議デモ」は有効か?

先日のバークレーでの顔面パンチ映像は衝撃だった。

まあこれは行き過ぎだけど、こういった抗議デモ活動がほんとうに効果あるのか、という話。

スタンフォードの社会・心理学者、Robb Willerの実験、ボランティアをいろんなプロテストイベントに送り込んで調査。穏やかなのはプラカード掲げてスローガンを叫ぶ、というものから、激しいのは集会をブロックしたり交通封鎖したりの過激なやつまで。

この調査の幾つかは去年のトランプの大統領選大会で行われたんだけど、過激な手段のプロテストは逆にトランプ支持を増やす、という結果に。もともとトランプ支持・不支持にかかわらず、過激プロテストに反対なんでトランプ支持へ、という逆効果。「あいつらと同類になりたくない!」という心理がまず働くんだそう。

んで、ここにジレンマがあって、過激な手段は「メディアへの露出」が得られること。柔らかなプロテストは支持は得られるかもしれないけど、まず注目されないことには始まらない。注目度と効果を天秤にかけないといけなくなるんである。

ということで抗議デモが成功することは難しいらしいけど、この前のWomen's Marchは注目度・効果双方が得られた類稀なるケースらしい。