Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

Game Developers Conference 2004

現在ここサンノゼで開催されている、ゲーム開発者向けのカンファレンスである。うちの隣のチーム(マネージャー上は同じなんだが)からも何人か参加している。
このカンファレンスについての記事がWIREDに載っていた。そこでの某社のアーキテクトのコメント:
新しい潮流が満載、『ゲーム開発者会議2004』

一部のゲームでは、プレイヤーがシャードを選べるようになっているが、そのために差別的な状況が発生してしまった──上級プレイヤーが自分たちのシャードで楽しく敵を殺しているのに、他のシャードは経験の浅い、あるいは人気のないプレイヤーたちがひしめきあい、行き当たりばったりに集まって、何もないに等しい世界をうろつき、たまたま通りかかるドラゴンをつまらなさそうに殺している

いわんとする内容自体は全くその通りなんだが、はっとしたのは”楽しく敵を殺している”というフレーズ。なんか背筋がゾクゾクした。いくらゲームだから、いくら敵だからって、”楽しく殺す”はないのではないだろうか?偶然同じ話題についてランチの時に議論になったのだが、まっぷたつ(というか多対一)に意見が分かれた。(”多”の方が”否定派”である)
遙か昔にドラクエをやってたころ、相手を倒したときにでる”xxxをやっつけた。”という表現に繊細な心配りを感じた私としては、ゲームとはいえ”楽しく殺す”はどうしても受け入れられない。
ドラクエといえば、自分が死んでしまったときに”xxxよ、しんでしまうとはなにごとだ!”と王様にしかられるのは今でもどうしても納得がいかない(笑)。