結局Fahrenheit 9/11を観てくる。
うちは普通AMC系の映画館に行くんだが、今回は初めてSantana Rowの向かいにあるCentury系の映画館に行ってみた。するとここは入場料がいまだに$6.5という良心的な価格設定であることが判明。スクリーンはちょっと小さかったけれど、$6.5は捨てがたい。クレジットカードが使えないのが難点だが。
で、「華氏９１１」である。朝一のに行ったのだが会場は満員、”愛国者は観ない方が良い”などという意見も出ているが、そんなのを吹き飛ばすほどの人気である。
内容はもちろんブッシュ及び彼のイラク派兵を批判したドキュメンタリー。ブッシュ嫌い（含、私）にはたまらない映画だろう。見に来る客もきっと大多数がブッシュが嫌いなんだと思う。映画の各所でブッシュの愚行・ナイーブ発言が披露されるたびに驚きの声や拍手、そして映画終了時には大歓声。この時期に公開と言うことは間違いなく大統領選への影響を考慮した物だが、ウソやねつ造のない（と思いたい）ドキュメンタリーなので、あとはこれ観たアメリカ国民が判断すればよい話なんじゃないだろうか？ニュースは報道規制されているので（たとえばイラクから無言の帰還をした兵士の棺桶の撮影禁止など）、このような映画があってやっと公平になっていると私は思う。
終わって出てみると外にはずらーっと待ち行列ができていた。おまけに"Register to vote"のプラカードを持った人たちまでいた。きっと民主党関係者なんだろう。最近のブッシュとケリーの支持率は拮抗していたと思うが、この映画公開後の支持率推移がどうなるのかがちょっと気になる。
