Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

そうそうそうなんです!

結論のなかで強調されているのは、FolksonomyはWEBのアプリケーションとして実装されているけれど、システムは何も意味付けをしていないということ。例えばdel.icio.usは、あるURLに他のユーザーがつけているタグによって意味付けされているけれど、あくまでも最終的な判断はユーザーにゆだねられている。他人のタグや情報を信じるかどうかを判断したり、あるいは他の人のタグを参考に、自分でタグ付けする作業を通じて、世の中に意味を見いだしていく。そこには物理的な制約による、カテゴリ分けや階層構造は存在せず、自分の便利が、皆の便利につながっていくと。

ずいぶん前にはてなブックマークが登場したとき、ここでその悪口を書きましたが(笑)、上の文章はその思いの丈をうまくまとめてあります。一次元的な”カテゴリ分け”はやはり無理がある場合が多いです。”カテゴリ分け”という概念自体どの分野からも消えていくんじゃないでしょうか?たとえばファイルシステムなどは文字通り”ディレクトリ構造”ですが、これにタグ付けできたら面白いんじゃないかな。今でもディレクトリ構造を超えてムービーファイルや文書ファイルとかでカテゴリ分けできますが、ユーザーが付けたタグでサッとファイルをまとめられたら便利な気がします。Google Desktop Searchとかで既にプロトタイピングしている気もしますが。
ところではてなブックマーク、ヘルプを見たらタグ付けできるようになってるようですね。しかしなぜ3個に限定???