Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

フグ料理はゲテモノ?

昼すぎにPCをのぞきこみながら、そばにあったイチゴを食べる。ん?かなり熟れてるなぁ。甘いしちょっとパンチが効いてると思って皿に残っているイチゴを見てみたら、げぇ、カビてる! どんな果物もそうだと思うけれど、完熟と腐敗は紙一重。
とりあえず今のところお腹を壊してないんでイチゴは大丈夫だったけれど、それで思い出したのが昨日(今日か)寝る間際に聞いたKQEDの番組。

Sun, Apr 15, 2007 -- 2:00 AM

Forbidden Food

Forbidden Food -- Every day you pick up the paper and there's another report about something you either should be eating or shouldn't. Omega 3-fatty acids, soy milk, broccoli -- good. Trans fats, soda, fast food -- bad. What if instead we just ate what made us happy? The things people eat for pleasure -- from quintuple espresso cheesecake brownies to putrefied shark meat. Guests include Barry Glassner, author of "The Gospel of Food"; Dorie Greenspan, author of "Baking: From My Home to Yours"; and Christa Weil, author of "Fierce Food."

この2人目のゲストだったChrista Weilという人、彼女の書いた本

Fierce Food: The Intrepid Diner's Guide to the Unusual, Exotic, and Downright Bizarre

Fierce Food: The Intrepid Diner's Guide to the Unusual, Exotic, and Downright Bizarre

これから3例ほどゲテモノを紹介していた。まず一つめは納豆。これはしょうがない、許す。2つ目はスウェーデンだかノルウェーだかのShark Meat。鮫の肉を海辺の砂浜に埋めて腐らせ、それを数ヵ月干したものをサイコロ状に切ったもの。どことなく鮒寿司や熟鮨に共通するものがあるけれど、まあこれも許す。3つめがフグ料理。前も同僚と話していて思ったことがあるけれど、アメリカ人はフグ料理というとその毒(のスリル?)を味わうもんだと勘違いしているフシがある。この本の著者も日本のまともなフグ料理屋で7品コースを食べたそうだけれど、途中で指が麻痺してきたと言っていた…。ホントか!?これだけで十分ニュースネタになるはずだと思う。さらにこの著者曰く、「フグの調理は免許制ですが、免許を持たない人が不用意に調理したものを食べる例が後を絶たず、毎年数百人が死亡しているそうです。」 えぇ!!とおもって調べたらここ数年はフグ毒による死者数は年間数人。とんだホラ吹きである。深夜のラジオ番組でもちゃんと聴いてるヤツはいるんだぞ!
こういう人の所為でフグ料理がゲテモノ・キワモノだという変な認識が広まってるんだろうな。