Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

Mazda Miataのデザイナーさん。

日本語補習校高等部の保護者の方のおかげで、こっちで活躍している日本人の方を招いて講演していただくという企画が行われている。今回、初代マツダ・ロードスター(NA6CE)のデザインをなさった俣野努さんが講演されるというので、子供について聴きに行ってきた。
国の違いによる文化の違い、それに起因するデザインの落とし穴など色々おもしろい話を伺ったけれど、やっぱり車談義が一番おもしろかったかな。
Tom Matano
Miataのボンネットは軽量化のためアルミフードなのだけれど、設計自体は鉄を想定して行われたそうで、そのためどうしてもボンネットとリトラクタブルヘッドライトの隙間が開いてしまうらしい。ただこれは簡単に直せるらしく、俣野さん自らその隙間を直しているのが上の図。隙間のあるMiataに出会う度に直してまわるらしい。
俣野さんは現在サンフランシスコのAcademy of Art Universityの工業デザイン部の長をなさっているそうだけれど、以前はドイツのBMWでデザインをしていたそうである。しかも私の乗っているE36型のデザインにも参画されたとのこと。Miataの質問ばかりしてしまったけれど、E36のどこを担当したのか聞いてくれば良かったかも。