前述のTartineのChad Robertsonのトークを聞きに、Healdsburgへ。Healdsburg、Santa Rosaよりもさらに北、うちからだと2時間以上優にかかるので朝から出発。
11時前ぐらいに到着。Healdsburg、ブルベのスタート・ゴールでしか立ち寄ったことがなかったんで今回初めて町中を探索。結構ハイエンドな街並み。ワインカントリーよろしくワイナリーのテイスティングルームやブティックが並ぶ。まずは奥のアンティークショップ巡りに付き合った後お昼。Costeaux French Bakeryでサンドイッチ。
その後、奥はさらなるアンティークを巡る間、自分はイベントの席取りへ。そしたら誰も居ないじゃないですか。余裕で一番手。
しばらくして並びだした人々としばし会話。みんなやっぱりhomebaker。隣の人は隣町Windsorから、その次の人はちょっと遠く、それでもマリンのMill Valley。サンノゼからだよと言ったら、"You are so committed!"と驚かれるなど。
1時を回って開場になるとまず目に入ったのがこれ、
おお、これは多分サンプラーのKoji Porridge Bread。期待が高まる。
皆が着席して、司会のSHEDのオーナーが登壇者紹介の後、トークが始まる。
知ってる話・知らない話半分ずつぐらい。Twitterでこんな質問をしたんだけれど、
Will bread at upcoming Tokyo store taste the same? “@lorazarubin: What should I ask @tartinebaker when I interview him Sunday?"
— Naoto Sato (@naotoj) September 12, 2014
これが採用。Chadの答えはこう、「粉は北海道産のを使うので同じ味にはしない(ならない)。日本にはフランスから粉を直輸入してオーセンティックなカントリーローフを作っているところがあるけれど、そうはせず、”モチモチ”を表現したい」と述べていた。日本のパン屋というのはVIRONだろうなw。それよりもChadの口から「モチモチ」という単語が出てきたのが面白かった。
そのモチモチつながりというか、Tartine Book No.3の焦点というか、porridge breadの話になり、そのうちの一つ、Koji Porridge Breadの試食。
自分でもこれを作ったことがあるし、自分的にかなり満足行く仕上がりのつもりでいたけれど、ホンモノを食べてみて「完敗」であることを悟る。味はまあよしとして、手も足も出ないのはそのオープンクラムの具合。それと外側のクラストのクリスピーさ&薄さ。もうね、話になりません。だからここまでカルト的人気になるんだろうけど。
続いてCrispbreadのデモ。実際にドウを成型。
これも試食させてくれた。
というか、おみやげに全員にWeckに入ったドウを進呈!太っ腹!
質疑応答で色々楽しんだ後、お開き。2時間があっという間。Koji Porridgeを再び試食。今度はKefirでfermentしたバターと一緒に。
このバター、とっても軽い。とてもバターとは思えない仕上がり。それでいて発酵のおかげか味がリッチ。Tartineではお菓子系で使っているらしい。その後サイン会。ミーハーな自分、もちろん一緒に写真もとってもらう。
次男曰く、「つまんないサイン!」「自分のイヤーブックだったらいらない。」www。&豆知識。Chadは左利き、というか少なくともペンを持つのは左手。
ところでこの会場だったSHED、カフェ・レストラン・パン・調理器具・ナーサリーがくっついたような不思議な空間。で、今回のようにお客の啓蒙も行う。今月は穀物関係のトーク。
いいな、San Joseにもこういう空間がほしい。
近所のカフェでコーヒーを購入後、
帰途へ。帰ったらおみやげのドウがvolcano。
これからスターターを起こしたらTartineのオープンクラム再現可能か、とも思うが、やはり皆考えることは同じ。正にその質問をした人がいたけれど、答えは「結局スターターはあるべき状態に落ち着く」そうなので、それ程意味は無いらしい。
まあそれにしても$20でこれだけ楽しめるイベントはあんまりないんじゃないだろうか。