こんなNPRの記事を読んだ。
日本人のステレオタイプ的アメリカ人観だと、「アメリカ人は率直にモノを言う」というように思われている(んじゃないかと思う)けど、そんなことは全然なくて、「好き・嫌い」と直接言う代わりに"comfortable/uncomfortable"を使って婉曲表現するのが普通。"I don't like that"と言う代わりに"I am not comfortable with that"みたいな。
そんな「空気を読む」アメリカ人代表のこの記事の著者、先日のノーベル文学賞受賞のSvetlana Alexievichの、
"I think that nobody loves the truth. I write what I think."
という発言で、この"comfortable/uncomfortable"を使うということが相手を傷つけないだけで、根本解決とは無関係、本当に必要なのは実は"uncomfortable"にさせられるような決断では、というのが趣旨。そういう観点から考えるとこのノーベル文学賞受賞作は大変興味深い。