一般民が肉体重労働&栄養のあるものを十分に食べられない時代、「肥満クラブ」なるものが富の象徴となっていたらしい。
当時最も成功した「肥満クラブ」のマントラ・モットーが、
"We're fat and we're making the most of it!" (俺たちゃデブをエンジョイしてるぜ!)
"I've got to be good-natured; I can't fight and I can't run," (喧嘩もランニングもできないけど、俺たちゃ優しい)
ははは、なかなか洒落てる。クラブの入会資格は最低体重が200ポンド(≒91kg)あること。1ドルの会費を払えばクラブの秘密の握手方法と合言葉を教えてもらえるw。
クラブと言っても特に何かをするでもなく、単に上流階級の誇示、その階級でのネットワーキングが主な役割。ただ半年に一度ミーティングがあり、そこでのメインイベントはもちろん体重測定w。それにもちろん食事。例に有ったのがこんなの。
- oyster cocktail
- cream of chicken soup
- boiled snapper
- fillet of beef with mushrooms
- roast chicken
- roast suckling pig
- shrimp salad
- steamed fruit pudding with brandy sauce
- assorted cakes, cheese and ice cream
- coffee and cigars.
凄いフルコース。喰うなぁw。
この「肥満クラブ」、産業革命とともに肉体労働が減り、一般民も太ってきて意味を成さなくなるに連れ廃れていったらしい。
まあ日本でも年配の人に「太っている方が健康」という概念があったような気もするけどね。