Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

アメリカの帝国主義。

前に「市民でないアメリカ国民」について書いたけど、

昨夜ウトウトしながらKQED聴いてたら、そのへんの話題が出てきてたんで徐々に覚醒してw聴き続けた。

Northwestern Universityの歴史学者、Daniel Immerwahrという教授によるアメリカ帝国主義の話。1900年初頭、西海岸まで大陸を開拓し尽くしたアメリカが行った海外への領土拡張、フィリピンやプエルトリコを如何に土地だけ所有してその地に住む人々に憲法で保証される権利を与えなかったか、という話。上で挙げた「アメリカ国民(nationals)」はその頃の名残。

聴いててマジですか状態だったのが、

DANIEL IMMERWAHR: That's right. And the history of the United States' colonial empire is the history of a lot of people who are U.S. nationals and either are not U.S. citizens, have to push to become U.S. citizens. And even when they receive that citizenship, for example Puerto Ricans have been citizens since 1917, the citizenship that they receive is statutory–i.e. it's provided by law not by the Constitution which also suggests that it can be taken away.

「市民ではないアメリカ国民」、市民権を申請することはできるのだけれどそれは法律で与えられた(憲法によるものではない)市民権なので、剥奪される可能性があること。

これはなんというか、ありなのそれ!?という感想しか浮かばない。もし仮にWWIIで負けた日本がアメリカのテリトリーのままだったとしたら同じ状況になってたんだろうな。そもそもこんなのが未だ現行法というのも不思議だけれど、市民にはなれるけど、そのテリトリーを代表する議員には成れないんで改善の手段が無いというのがなんとも…。