Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

STOP THE BLEED® Course

アメリカでほぼ日常茶飯事になってしまったマス・シューティング。それに端を発した、一般市民が致命的出血の応急処置ができるように、という政府のキャンペーン。

スタンフォードのトラウマセンター主催による講習会が会社で開かれたんで、参加してきた。

STOP THE BLEED® Course at workplace

 乱射もそうだけれど、交通事故等の怪我で一番の死因が失血死。分単位の処置を要する処置なんで現場にいる人にその能力があるかどうかで生死が決まってしまう。応急処置の止血の方法を習うのがメイン。ざっとプロトコルを書き出すと、

  1. 自身の身の安全
  2. 911に連絡。
  3. 致死性(動脈)出血箇所確認。
  4. 異物が残っていても取り出さない。
  5. 手足の出血でtourniquet(止血帯)がある場合はそれで止血。
  6. 手足以外、またはtourniquetなしの場合はガーゼ(無ければ手に入る布)を出血箇所にできるだけ詰め込んで、救急隊が到着するまで体重かけて強く圧迫。

目鱗だったのが、圧迫すると当然怪我人が痛がるけれど、「強く圧迫しないと、死にますよ」と説明するんだそう。😱

座学とハンズオンを行って、修了証とトラウマキットを貰う。

STOP THE BLEED® Course completion

Trauma first-aid kit

 トラウマキットにはtourniquetとガーゼ、それにtourniquetを装着した時間を記入するペンが入っていた。装着時間は止血の関係上重要になる。

この機会を提供してくれた、勤め先&スタンフォードに感謝。