Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

今日の英語:Zionism

= シオニズム

ハマスイスラエルの戦争、幸いにも停戦が成立しているけれど、この争いの根底にあるのがこれ。で、今日のNPRで聴いてたインタビュー、ユダヤ人すべてがシオニズム信奉でないことを知る。

ユダヤ教の師(rabbi)で、ブルックリンのユダヤ教集会の女性のインタビュー。これは興味深い。子供の頃は典型的なユダヤ教一家に育った彼女曰く、

GROSSMAN: I was really specifically taught not to trust or empathize with Palestinians and how to dismiss charges of anti-Zionism or criticism of Israel as anti-Semitism. 

 パレスチナ人を信頼しない、同情しない、と教え込まれて育ったんだそう。反シオニズムイスラエルの批判にどう対処するかとか。で、コテコテのZionistとして成長。

で、大人になって原油パイプラインがネイティブアメリカンの聖地通過へのプロテスト*1に参加して、信条が変化したんだそう。

And I'm glad you're still here in the world as a Jewish person. And I'm glad you get to be at your holy sites and Holy Land. She said, and my people are among the most oppressed in the world. And when I look to the Palestinian people, she said, I see my own story and in certain ways I think they are more oppressed than I am. 

 親友のネイティブアメリカン曰く、聖地へのアクセスを取り上げられるというのはパレスチナ人と全く同じ、世界で最も虐げられている人々という点で共通している、という訴え。

で、その後彼女の父親の話に。父親も彼女のユダヤ教での「師」、先程のZionismの信条を彼女に教え込んだわけだけど、Zionistをやめた彼女と話し合って、考えは違うけれど、自分の教えに忠実に生きることが「師」だよ、という父の言葉に泣きそうになっていた。

彼女のユダヤ教集会、"liberal Zionist, anti-Zionist, non-Zionist, people who don't identify"と多種多様。彼女も自身自分を、

I identify as queer. 

 と位置づけていたけれど、LGBTQ以外の意味で"queer"を聴いたのは初めてかも。

*1:最近のやつじゃなくてもっと前のらしい