Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

Blues Night

同僚とYoshi'sにMark Hummel's Blues Harmonica Blowout!を聴きに行った。この同僚、今はブルーグラスをやるバンジョー弾きだが、学生の頃はブルースハーモニカ吹きを目指していたそうだ。

ブルースギタリストならそれなりに知っているが、ハーモニカ吹きは全く知らないエリアである。全く知らないアーティストのコンサートに行った事なんて、覚えている限りないかもしれない。このコンサート、基本的にはベイエリア出身のハーモニカ吹きのバンドに有名なハーモニカ吹きがそれぞれ参加して数曲ずつ演奏するという形態だった。ベイエリア出身ハーモニカ吹きバンド自身はあんまりピンとこなかったが、参加するハーモニカ吹き達は聴き応えがあった。特にハーモニカとアコースティックギターだけでの演奏はちょっとゾクゾクきたぞ。エレクトリックもいいけれど、やっぱりブルースはアコースティックに限ると思う。

そのギタリストの話だと、アコースティックブルースのスタイルとして大まかに2種類あり、一つはロバジョンをはじめとするデルタブルース、もう一つはより東側のPiedmontブルースがあるそうだ。前者のギタースタイルが一つの弦を爪弾くメロディー重視なのに対し、後者は複数の弦を交互にピッキングする和音重視のスタイルなんだそうだ。勉強になるなぁ。

で、ハーモニカ吹きの一人(Willie "Big-Eyes" Smith)が途中からドラムをたたき出したのだが、なんかどっかで見たことがあるドラミングスタイルだ。ん、あれはひょっとして”ブルースブラザース”でJohn Lee Hookerと一緒にジャムってたドラマー?帰ってきてimdb.comで調べてみたらやっぱりあってました。う〜ん、我ながら鋭い観察力だ(笑)。

今日の英語:harp = ハーモニカ。特にブルースで出てくるハーモニカを指す。