それはITProに載っていた記事。
理由はWindows Vistaが新しいJISの文字セットを採用したため。この手の話はJISが文字を追加するたびに毎度起こることのなので、”急浮上”というのもいささか遅すぎの感はある。
気になったのはこの一節。
なお、2バイトで表現できない文字は、JISの第三水準、第四水準の文字の一部なので、使用する漢字を第一水準、第二水準に限定する手もある。 Vistaの仮名漢字変換ソフト(MS-IME)で第一水準、第二水準以外の文字を入力する際には、「環境依存文字」だという注意が表示される。
JIS標準でしっかり規定されている文字に対して、「環境依存文字」と銘打つのはいかがな物かと思うのだけれど。そもそも第3水準、第4水準の文字を入力する機会・人は滅多にいないんで、デフォルトでオフにしとけば混乱を避けられるんじゃないのかな?
まあ自分で試したわけではないので、この記事が100%信用できるか、といわれると答えは"NO"なわけだけれど。というのも、
さらに、追加される新しい文字の一部をUnicodeで表現すると、通常の2バイトではなく4バイトで表現されるものがある。
とかある。この記事を書いた人は文字セットとエンコーディングの区別がついていないんだろうと容易に想像がつく。やっぱり自分で調べないとダメだな。
ところでVistaのベータプログラムに参加して、デフォルトエンコーディングがXPとコンパチブルでない件についてbugをファイルしたことがあるけれど、そのバグレポート、"By Design"であっさり却下。まあそんなもんかと思っていたら最終版ではしっかりバグレポートで要望したとおりになっているのを発見してorzになったり。まあbugをファイルしたベータテスターにはVista製品版を無料で配ってくれたんで許す(笑)。