Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

Bike To Work Day - 2017

例によってチャリ通の日。普段チャリ通しなくなってしまったんで、今日は入念に補給所を巡る。結局7箇所回ったかもw。いや回ったというか道路・トレイルぎわにあったというか。以下つららと。

Energizer Station by Bill Wilson Center

一つ目、リンカンにあるGood Karma Bikesのところの。ここでミュゼットバッグ受取り。一つ目なんでしばらく話し込む。

Energizer Station by Best Buddies Challenge

 2つ目はカルトレインのサンノゼ駅。そそくさ退場。

Energizer Station by Fehr & Peers

3つ目。ガダルーペトレイル始点(自分的に)のFehr & Peersというところの。 自転車含むより良い交通環境を目指す団体の様子。写真を撮ろうとしたら「お前が入れ!」と言われて渋々w。

Energizer Station by Guadalupe River Park Conservancy

 4つ目もトレイル上(と言うかこの後終点を除いて全部)。Guadalupe Conservancyという団体はガダルーペクリークを守ろう団体。ここで我慢できずについにHobee'sのコーヒーケーキに手を出してしまう。Hobee'sはBTWDのスポンサーなんで、すべてのステーションで波状攻撃で誘ってくるのはずるいw。

Energizer Station by Lumileds LLC

5つ目は去年も寄ったLumileds。 LEDの関係。LEDライトの凄まじい進化はこの手の会社のおかげ。

Energizer Station by Xperi

 6つ目。Xperi。これは音響系のテック企業らしい。ホームシアターの規格のDTSはここの傘下にあるらしい。知らんかった。

Energizer Station by Oracle

そして最後7つ目。某赤い会社の。毎年カフェテリアと共同でこのあたりじゃ一番のクオリティのステーション。

This year's swag

 今年の戦利品。しょぼいw。しかも手前のライトはスポークにつけるライトなんだけど壊れてたしw。使わないから良いけど。

まあそれにしてもチャリ通、やっぱり気持ちいい。

今日のライド:

 

イタリア版ギエルモ。

地元ラジオを聴いていて流れたコマーシャル。モーガンヒルにあるギエルモ・ワイナリー、と聞き取れたんだけど、説明を聞いていたらイタリアン?ギエルモって読み方が沢山有るスペイン人の名前だよなぁ。そしたらCMの最後にウェブアドレスが。

Guglielmoか。ギエルモイタリアバージョンなんだろうと思ってググったら、

グリエルモ・マルコーニGuglielmo Marconi1874年4月25日 - 1937年7月20日)は、無線電信の開発で知られているイタリアボローニャ生まれの発明家

グリエルモ・マルコーニ - Wikipedia

 マルコーニの名前がこれだったのか。結構メジャーな名前なのかも。マルコーニといったらトマレスベイのマーシャルに通信基地があったんだよな。

まあ自分的にはMarshall Storeの牡蠣の方が魅力あり。

Raw Oysters

 うーむなんともとりとめのない文章w. 

滅びつつあるダイレクトトレード。

コーヒー豆の流通の仕組み、現在大きく分けて2種類。一つはフェアトレードと言って、第三者認定団体が世界の生産量、サステナビリティなどの状況を鑑みて価格を設定。そこを経由して豆を仕入れる方法。もう一つはフェアトレードに対抗して出てきたダイレクトトレード、コーヒーロースターが直接コーヒー農園を開拓して直輸入するもの。フェアトレードの欠点である融通の効かなさや、フェアトレード認定のピンはね費用がいらないんで高品質の豆を低価格で提供できる、というのが売りの方法。

んで、実はこのダイレクトトレードが滅びつつある、というスタディが出たらしい。

いや滅びつつある、というかタイトルだとお前は既に死んでいる、だな。その理由として、

Direct trade is not working well in the US; it is more beneficial to those that co-opted it than to those that take it most seriously. 

ダイレクトトレードはフェアトレードのような認定形式ではなく、意識高い系のロースター達が独自にプロセスを決めて初めたもの。具体的にはIntelligentsia/CounterCulture/Stumptown達なんだけど、彼らが生み出したこの"Direct Trade"という言葉が独り歩きして、皆が真似しだす。そうすると当然意識低い系のロースターの生産者の写真をウェブに載せただけの豆とか、 最悪なのは大手がマーケティングツールとして使い出す。例えば、

An example of this weak standard direct trade could be Target’s in-house brand Archer Farms. In 2015 and 2016 Archer Farms direct trade products were not all traceable to their specific origins, not even to a country level, and products from different regions used the same film clip of the same producer. In July 2016 Target announced a redesign and expansion of Archer Farms direct trade so there is now traceability for some but not all direct trade products, but online packaging and product webpages still do not state explicit standards related to price, quality, or traceability or include a link to more information about their direct trade scheme as of November 2016.

 スーパーマーケットのターゲット、独自に"Archer Farms"というコーヒーブランドがあって、"Direct Trade"と謳ってるにも関わらずどこで生産された豆かまるでわからなかったのがあったんだそう。これは酷いな。これじゃ"Direct Trade"=「クオリティが高くて割安」という目的が水の泡。それで、

Despite the growing popularity of the term direct trade within the US, founding firms have been quietly backing away from direct trade voluntary schemes over time… This trend can also be seen through web presence of direct trade schemes across firms and small actions that de-emphasize the term direct trade. 

 この言葉を生み出した意識高い系のロースターたちは既にこのモデルから離れつつある、というのが現状。まあ創始者3つのうちの2つ、IntelligentsiaとStumptownはPeet's傘下に入ってしまった、という理由もあるのかもしれないけど、ダイレクトトレードという概念が滅びつつある、という流れは確からしい。

「アメリカン」中華料理。

そろそろここに越してきて2年、同じサンノゼでも前住んでたウェストサンノゼとは全く違うデモグラフィー。この前ご近所フォーラムで「何処の中華レストランがおすすめ?」という投稿に、来るわ来るわお勧めのメールの嵐。中華は人気なんだなぁと思って覗くとレストランの名前が「テイスト・オブ・チャイナ」とか「マンダリン・グルメ*1」とか、行ったこと無いけど地雷系っぽいのばかり。終いには"Panda Express"出すやつまで…。

まあ薄々気づいてはいたけど、「中華料理」の定義が違うんだよ。んで、今日たまたま目にしたこの記事。

Mr. Puck himself resisted reductive terms for his cooking — “It’s not as simple as adding ginger and soy sauce — and voilà, Asian fusion,” he told The Huffington Post — but that is, in fact, what happened. When the Asian salad fad exploded, something that was cooked up by non-Asians became, well, “Asian” in the popular imagination. 

Why Is Asian Salad Still on the Menu?

まあこの記事自体は「アジア風サラダ」って何だよ!って記事で、「アジア風サラダ」はウォルフガング・パックら非アジア人がアジア風を想像して作られたもの、という事なんだけど、引用したかったのはここ。

The other day I tried a version of a “Chinese chicken salad” made by Wise Sons, a Jewish deli in San Francisco. The owners, Evan Bloom, Leo Beckerman and Mr. Bloom’s brother Ari, are three guys from Southern California who grew up eating Chinese chicken salad just about everywhere. Mr. Bloom’s early exposure to it? Wolfgang Puck.

The salad has become a nostalgia trip for a whole generation of Jewish deli-goers. Mr. Bloom says that the recipe came from nowhere in particular. Sesame oil, soy sauce, mayo, sugar, sesame seeds; Napa cabbage, red cabbage, frisée, red onions, shredded carrots, thin sliced celery, chopped sushi ginger, orange segments, fried wonton skins, a little cilantro. It’s a riff on an idea, what Mr. Bloom himself tells me is “that sweet Asiany flavor that is a familiar taste to a lot of people, from Benihana or a Chinese restaurant — it’s been around for 30 years.”

へぇ、バブカが美味しいユダヤ系デリのWise & Sonsに"Chinese Chicken Salad"なるメニューがあるのか…。で、その中華サラダの基本が正にウォルフガング・パックのアジア風サラダ。彼らユダヤ系にとってこれの「甘くてアジアっぽい味」が「懐かしい中華(or Asian)」を連想させるんだそうである。ああ、これだ!アメリカンチャイニーズの基本。完全にアメリカ料理ってことですね。

先のご近所フォーラムの話に戻るけど、一通だけ多分中国人が「真の中華料理」ならクパティーノの中華モールに行けばいいよ、と助言してたけど、このあたりの人にはそれはもう中華料理じゃなくてエスニック料理なんだろうな。

そういえばこれでCecilia Chiangの事を知ったんだけれど、彼女がChop Suey/Chow Meinじゃない真の「中華料理」を広めようとした努力も、実際はここベイエリアでもあんまり実らなかったのかも。

*1:CupertinoのDe Anza沿いのじゃないです。まああっちもアレだけど。

2月の大雨による道路補修費: 14億ドル。

北カリフォルニア、特にサンタクルーズマウンテンズの主要道路がズタボロになった2月の豪雨、その補修費が概算で(いまのところ)14億ドルかかるらしい…。

このコラムの中でも例のSkyline Blvd.の道路喪失現場、

について主にレポートしてたけど、

How long will it take to fix things — at least on Highway 35?

Caltrans says it hopes to have the realigned section of the road ready for traffic by the end of the year.

 自分が聞いた時は11月、と言ってたけど、既にひと月予定が延長。まあ明るい兆しとしては記事にある写真、とりあえず道路工事用の道ができている様子。応援してるんで頑張って欲しい!