今年の初めから４月末まで、IMAX DomeでFantasia 2000やっていたのは前に日記で書いたが、INSの度あほのせいで結局見られなかった。それが普通の映画館で再上映されているのを知って見に行ってきた。前部で８パートに別れていて、ベートーベンの運命から始まる。個人的には第２パートの鯨が空を飛ぶやつが一番気に入った。期待していたガーシュインのは今ひとつだった。全体的には前作を完全に踏襲し（The sorcerer's apprenticeなどは全く前作と同じ物を使っている）、映像、音楽を現代風にアレンジしてあるのだが、前作は６０年以上も前にあのコンセプトで作ったところに価値があるので、今回の作品は何となくインパクトに欠けるという印象が個人的に拭いきれなかった。ただ、映像、音楽はもちろん一流なので癒し系のヒーリング映画としてはお勧めだ。
一つ感心したのはディズニーがこの映画を教育の題材にするために教育者向けのリソースガイド（教育の指針や、演習問題の例などを載せた物）を提供しているのだ。芸術、音楽、コミュニケーション・テクノロジ、アドバンスト・テクノロジの四分野に別れたガイドがあり、音楽のを見てみたのだが、これが結構面白いし、勉強になるのだ。さすがディズニーとうならせる物がある。
