ふとしたことから、過去の円ドル為替レートがわかるサイトを見つけたので、会計事務所の人に、”ほーら、ドル建てでもこんなに家の売却損がでてるでしょ”と言うメールを送った。ところが、私が全く勘違いしていることが判明した。売却損はただの損で、アメリカの税金には全く関係ないらしい。問題になるのは、ローンを返済するにあたり為替によってゲインが出ることに対する税金なのだ。たとえば売却時に１０００万円の借金を返済したとする。このときのレートを１００とし、購入時のレートを８０とする。すると購入時、売却時それぞれの借金（どちらも１０００万円）をドル換算すると、購入時１２．５万ドル、売却時１０万ドル、よって２万５千ドルの為替差益が出ると言うことになる。このあぶく銭から税金を取ろうというのがIRSの魂胆だ。全くひどい話だ。
