Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

スマトラ沖地震&津波の援助額 by ブッシュ政権

額の大小に被災地への思いが比例するわけではないんだが、やはりその額によって人・国の性格が多少なりとも表れることは否めない。
ブッシュ政権が最初に提示した額:1500万ドル。このあたりの家20軒分ぐらい。世界の長を自認する国がこれである。初めは何かのジョークかと思った。さすがに国連に”どケチ!”といわれて3億5000万ドルに引き上げたが、はたしてこの額はどうなんだろう。

In other words, the total amount committed by the US government to date for tsunami relief -- $350,000,000 -- equals 42.27 hours of the cost of the war in Iraq. Just to put things in perspective.

これによると、この3億5000万ドルという援助額はイラク戦争費用の42.27時間分なんだそうである。パウエル国務長官が現在バンダ・アチェを訪れているが、彼の言葉を借りれば:

I have been in war and I have been through a number of hurricanes, tornadoes and other relief operations, but I have never seen anything like this,*1

つまり今まで起きたどんな戦争や自然災害よりも酷い被害であると報告している。それなのに、イラク戦争42.27時間分しか援助しないブッシュ政権、どちらが世界平和に貢献できるかまるでわかってないのは明白である。
ブッシュ本人は$10,000援助したらしいが、これはシューマッハの援助額(10億円!)のおよそ1000分の1である。
うーん、どうしたもんだか。。。

*1:© 2003 Reuters Limited.