Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

壊れ系?

Stanford Jazz Festivalに行き、Dave Liebmanを聴いてくる。
毎度思うが、ふらっと当日開演30分前に会場に行き、チケットを買って真正面の3列目(最前列も取れるが、あまりに前過ぎるんで3列目)の席が取れてしまう贅沢さ、日本では考えられないことだ。
Dave Liebmanがどんな演奏をするのか、はっきり言って予備知識は限りなくゼロに近かった。が、結論から言うとすばらしい演奏であった。曲はインターミッションを挟んで全部で6曲。オリジナル、スタンダード、マイルス、コルトレーンからそれぞれ。
彼の演奏スタイル、ソプラノサックスを多用することから何となくコルトレーンの影響が大きいだろう事は予想が付いたが、演奏中の壊れ方もかなり近い物があるんじゃないだろうか(といっても動くコルトレーンを観た訳じゃないんで、想像なのだが)。初めのうちはコード進行に沿ったソロをとるんだが、そのうち徐々にはずれだし、最後は誰も止められない状態になっていく。彼は足が不自由なせいもあり、歩き方がふらふらするんだが、それが足のせいなのか、ラリってるのか、興奮して壊れだしているのか微妙なところだ。
久しぶりにJazzのライブに行ったが、やっぱり良いもんである。