Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

WWDCキーノート解説 by Adam Curry。

月曜日はアップル主催のWWDC 2005初日、Steve Jobsキーノートスピーチの日。この中でSteve Jobspodcastingについて触れている箇所がある。昨日のAdam CurryのDaily Source Codeでこの箇所についてのAdamなりの解釈を聞くことが出来る。これは非常に興味深い。
スピーチ中にAdamのpodcastが紹介されて、Adamは非常に光栄だったようだが、内容については少々hang-upがあるようだった。というのもAdam自身は(もちろん発案者なので当たり前だが)podcastingというテクノロジ自体に惚れ込んで、それをメインストリームにするのが最重要課題であるんだが、Steve Jobsにとってみれば、iTunes、ひいてはipodを一つでも多く売るための手段にすぎない。なので"アマチュア”・”プロ”という明確な線を引き、お金をにおわせることでデベロッパーの注目を引くのが最重要課題である。Adamはどうもそこが気に入らないらしい。ただApple&Steve Jobs自体については尊敬しているようで、ジレンマに陥っているようだった。
ところでpodcastingについてSteve Jobsがそのなんたるかを説明するために2つ例えを出したんだが、

  • TiVo for Radio
  • Wayne's World for Radio

どちらも的を射ている例えであるが、2つ目は笑った。まさにその通り。