恥ずかしながら今の今まで知らなかった話。ゴシック体(フォント)といったら今まで、
角張っていて線幅が均一なフォントの総称。元々は印刷業界の用語。
という認識でいた。で、今日うちのフォントエンジニアとの会話:
P: どうして日本語のサンセリフフォントはMS Gothicなんだ?
私: だってほら、角張っていてひげがないじゃない。
P: どうして"Gothic"なのに角張っていてひげがないの?
私: え?だって"Gothic"だからでしょ?
と要領を得ない会話になる。で、Googleで"gothic font"を検索すると、全然違うフォント登場(例えばここ)。なんじゃこりゃ!で、日本語ウィキペディアのゴシック体の項を見て納得。
書体としてのゴシックは、日本とヨーロッパではまったく異なる。ヨーロッパの、つまり本来のゴシックは装飾的な筆記書体であるが、日本におけるそれは縦画と横画が均一な太さの書体を指す。おおまかに言えばこれはヨーロッパにおけるサンセリフ体である。この相違の理由はアメリカのサンセリフ体「オルタネート・ゴシック(=ゴシックの代わりになるもの)」という書体の名が、日本に輸入されたのち、その長さのゆえに省略されて「ゴシック」と呼ばれるようになった為という。
紛らわしいなぁまったく(笑)。