Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

ロシア改革派の元第1副首相、体調「異変」で入院

CNNより:

英国では、プーチン政権に批判的なロシア連邦保安局(FSB)の元大佐アレクサンドル・リトビネンコ氏(43)の不審死で体内から放射性物質ポロニウム210が検出され、ロシア当局の「毒殺説」が取りざたされている。

元第1副首相と元大佐の死亡の関連性は不明。元第1副首相は入院しているモスクワの病院から同紙との電話取材に応じ、ダブリンでの病状について「一時は生命に危険があったものの、数時間後に容体が安定した」と述べた。

体調を急に崩した原因は分からず、診断した医者も説明に窮しているという。ダブリンのホテルで軽い朝食を取った後の急変で、いまだに手足がろくに動かず、体を横たえる安静状態が続いているという。

政敵を毒殺して粛正するのはロシア(と言うか旧ソ連)のお家芸なんだろうか。数年前もウクライナの大統領選候補、ユシュチェンコ氏(当時)が毒*1を盛られてこんな風になってしまったりと、例に事欠かない。
先日会社のロシア人と昼を食べている時に聞いた話によれば、ソ連崩壊によって生まれた国々の多くは独裁化が進んでひどい状況になっているらしい。もちろん情報統制がしかれているんでその手のニュースは西側(と今でも言うのか知らないが)にはあまり流れてこないが、彼によればソ連統治時代よりもひどいらしいそうだ。旧ソ連のどこかの国では巨大な統治者の銅像があって、それも常に太陽の方角を向くように刻々と向きを変えるようにできているらしい。
時代は繰り返す。

*1:後の調査によれば、ダイオキシンらしい