近い将来、バナナという果物が地上から消えてなくなるかもしれないらしい。/.Jの記事によると：
ところが、最近になってフザリウム属の菌によるパナマ病が蔓延し始めた。20年前、マレーシアで発生したとされるこのタイプのパナマ病は、従来ゆっくりと発生地域を拡大してきたが、最近では急速に広がりつつある。この新パナマ病にはCavendish種も耐性が無く、療法もない。バナナの専門家によれば、まだ新パナマ病が及んでいないラテンアメリカのバナナ農園にも、病気が上陸するのはもはや時間の問題だと言う。さらにまずいことに、この病気はCavendish種以外の種、例えばアフリカバナナの類にも広がる恐れがある。アフリカバナナは、多くの人々の主要な栄養源となっているのだ…
バナナが嫌いな人には痛くも痒くもないんだろうけど、これは痛い。バナナはサイクリングの補給食としてとっても便利だし…。
ちなみにこの記事で知ったんだけれど、大昔のバナナが高級品だった頃の（台湾）バナナは現在のCavendish種ではなくGros Michel種という、より大きく美味しい種類だったらしい。が、現在この種は既に絶滅してしまっていて、高級どころか手に入らなくなっているそうである。
いずれCavendish種も高級品->絶滅の経路をたどり、センチュリーライドで栄養補給のために無理やりバナナを飲み込むというのが夢のような話になる日がくるのかもしれない。
