Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

「ダンシング」

VersusでGiro d'Italiaを観る。放映2時間中一時間半は最終日のタイムトライアル。個人的には山登りステージ中心で観たいんだけどねぇ。
そんな中ContadorはタイムトライアルでもLance並の高回転。ゴール間際でも猛然と立ち漕ぎで加速する。で、それを表現して解説者の一人、Paul Sherwenが"He is still dancing on the pedals!" んんん!?立ち漕ぎは英語だと「ダンシング」ではなくて"standing"じゃなかったっけ…。
と思ってウェブで調べたら、この"dancing on the pedals"という表現、Versusのもう一人の解説者であるPhil Liggettのお決まり文句の様子。何でも1987年のツール・ド・フランスでステージ優勝したノルウェーのDag Otto Lauritzenのクライミングを彼がこう表現したのが始まりらしい。同タイトルの本まで出していた。

Dancing on the Pedals: The Found Poetry Of Phil Liggett, The Voice Of Cycling

Dancing on the Pedals: The Found Poetry Of Phil Liggett, The Voice Of Cycling

なので「ダンシング」、後付けの理由だけれど"on the pedals"をつければあながち通じないこともないかもしれない。ただダラダラと立ち漕ぎしているんじゃダメだと思うけどね。