= 毛細管現象。
毛細管現象(もうさいかんげんしょう、英: capillary action)とは、細い管状物体(毛細管)の内側の液体が管の中を上昇(場合によっては下降)する物理現象である。毛管現象とも呼ばれる。
ハチドリの餌場を設置して、鳥たちが蜜を吸いに来るのを眺めてるけど、ふと思ったのがどうやって飲んでるんだろう、という疑問。それを氷解してくれる記事。
ここ2世紀の間、ずっと管状の舌で起こる毛細管現象によって蜜を吸い上げている、と考えられていた。ただそれだと矛盾点が一つ。記事によると、
They can easily consume their own body weight in the stuff each day; one study described a 3-gram hummingbird drinking 43 grams of sugar water in one day, a full 14 times its body weight.
ハチドリ一羽で一日に優に自分の体重を超える蜜を吸うんだそう。あるレポートだと14倍の量を消費、とも。ただこれだけの量を吸うには毛細管現象だとムリがある。しかも毛細管現象、蜜の濃度が濃くなると登ってこないにも関わらず、ハチドリはより濃い蜜を好む、という実験結果が。この謎がずーっと解けないままだったらしい。
んで、上の記事にある、超高感度スローモーションビデオで謎が氷解。毛細管現象で吸ってるわけではなく、舌が開閉可能な袋状になっているらしい。舌が蜜に入ると開き、出るときに閉じる、という。すごいなこのメカニズム。
そんな今日、
またこうなってたんで、
こうしておいた。体重の14倍の量飲むならこれも納得。