Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

今日の英語:(単数形の)they

例によって3人称単数をどうするか問題。昔は、

とか、数年前から新語導入とか、

書いたけど、今日聴いたのはUCBerkeleyの言語学者による"they"のお話。

単数のthey自体は大昔からあるし、それをre-purposeしてgender-neutral目的で使用というのも1つ目のリンクでも取り上げたけど、この話の中で興味深かったのは、

But you can make this work if you tweak your internal grammar so that the pronoun "they" can refer to a specific individual. It takes some practice to get the hang of it, but the human language processing capacity is more adaptable than people realize, even for geezers like me. As I read through an article about a nonbinary person who uses "they," "them" and "their," the pronouns ultimately sort themselves out. In context, they're rarely ambiguous, no more than any other pronoun: "Tracy should take better care of themself"; "Pat hasn't made up their mind."

このre-purposeしたthey、ネイティブでも慣れが必要らしい。まあでも名前等の固有名詞をtheyで指したら一発でわかると思うけどね。少なくともそれ以前に"themself"は明白では?

あと途中で出てきたこれ、

If Sting had sung, "If you love somebody, set him free," it would have brought only a male to mind. What the language required was "set them free."

スティングの曲名。邦題は「セット・ゼム・フリー」なんだけど、これだけじゃ単数形they(them)って絶対わからない。前半が重要なのに。ゼムって誰だよ。

ooo

このエントリ、純粋に英語についての意見。theyを使うのが妥当かどうか、という観点からすると個人的にやりたいならやれば?という立場。最近バークレーが市の文書をすべてtheyに統一、とかいい出したけど、あれは明らかにやりすぎだと思う。 

 

Japanese American Museum of San Jose

サンノゼ日本町にあるJapanese American Museum of San Jose。

長男がボランティアしてたんでその存在は知ってたけど、今まで入ったことなかったり。たまたま日本町に立ち寄り、奥の勧めで入館。入場料$8なり。

Japanese American Museum of San Jose

 結論から言うと、入館して良かった。大まかなポイント、例えばinternmentや442部隊、フレッド・コレマツとか、だいたい概略は知ってるけど細かい部分やshared stories的な展示がよろしい。それとサンノゼ固有の展示。昔の日本町やイチゴ栽培を始めとする当時の日系人農業の展示とか。

フレッド・コレマツの展示を見ていて、そういえば去年最高裁のコレマツ裁判覆りとかあったなと思ってたらミュージアムの説明の方が寄ってきた。色々質問したんだけれど、知らなかったのがEO 9066それ自体は日本人を対象とは明示してなかったこと。あくまで軍事指定地域のgeneralに実行権限を与える、とだけ。んで、西海岸が軍事地域に指定され、当時のgeneralが日本人を収容するよう命じた、ということ。なので収容されたのは西海岸の日本人限定、という経緯なんだそう。

以下色々撮った写真。

Japanese American Museum of San Jose

Album of 442nd Combat Team - 1943

The Nisei Solder Congressional Gold Medal

The Legacy of Fred Korematsu

Agriculture exhibition

 

 

Mt.Umunhum

目的地を決めるのが苦手。なので先週のリピート。

Mt.Umunhum

 今日は結構雲が。

Mt.Umunhum

Mt.Umunhum

Mt.Umunhum

おもろい。

Mt.Umunhum

割り箸突っ込んでかき回して、綿あめの出来上がり。って多分子供に言ってもわかんないだろうな、屋台の綿あめ製造機。 

リユニオン。

アメリカに越してきたときに家族ぐるみでお付き合いしていただいた家族が休暇でベイエリアへ。夕食をともにする。

Untitled

帰国時にまだ5歳だったお嬢さんも一緒。今年大学卒業、輝くほどの初々しさ。