Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

御大健在!

今日は濃いです。

4時会場、6時開演と言うことだったので、5時半ぐらいに会場に到着。到着して気づいたのだが、催しの名称がB.B.King Blues Festivalとなっていて、全部で5つのグループが演奏するものだった。出演者を見てみたら何とその中にBuddy Guyがいるではないか!これは嬉しかった。チョコボールで銀のエンジェルを引いた気分だ。(金はあたったこと無いのでわかりません)軽い食事をすます。6時頃に会場に入った頃には前座その2が演奏していた。その後前座その3。これらは退屈の極みだった。そしてその後Buddy Guy登場。ねちっこいブルースフレーズを弾き続けた。この泥臭さがいいのだ。ドブロ使ってくれると最高なんだが。しかし彼のエンターテイナーぶりは立派だ。途中で茶目っ気からいろんなギタリストのまねをはじめた。まずはJohn Lee Hooker。妥当なところだ。映画版ブルースブラザースでもやっていたあの、”ぶん、ぶん、ぶん、ぶん。。。”(曲名知らない。蜂が飛ぶーではありません)というやつ。その次はEric ClaptonのCream時代の真似。なかなか特徴をつかんでいる。その後何人かまねして、最後は何と地味偏!しっかり歯でギターを弾いていた。正確でよろしい。

Buddy Guyが終わるといよいよ御大の登場だ。B.B.King Bandは既に登場して2曲ほどやっているのだが、御大なかなか登場しない。じらされ続けていると、ようやく中央に御大用の椅子をセットしはじめた。そこに御大登場、盛大な拍手。おもむろに弾きはじめた…。もう貫禄そのものである。ちょっとぐらい間違えてもいいのだ。何てったって、アメリカの音楽のルーツがここにあるのだから。アメリカの演歌と言ってもいいかも知れない。ギターもさることながら、あの年(74?)にしてあの歌、特に声量は素晴らしい。

日本でブルースというと淡谷のり子だが、こっちのこの音楽はブルースではなくブルーズなのだ。黒人の魂の叫びだ。Mojoというキーワードをこの世界で良く耳にするが、こういうことを言っているのかなぁ?

結局、11時くらい、最後の曲の途中まで聞いて帰ってきた。(駐車場脱出的に見てラッキーだった)なので、計5時間以上いたことになる。これでタダはやはりお得だ。子供達と奥も連れていったのだが、初めの前座でもう飽きてしまい、帰ろう攻撃の連発。途中で3人とも寒さの中寝てしまったようだ。申し訳ないと思ったが、きっとこれをネタに何かゆすられるのだから、まあいいか。