Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

US-VISIT

今日から施行になった、外国人のアメリカ出入国管理システムである。対象は(現時点では)非移民ビザを使って入出国する外国人(白い入国カードを使う人。外交官ビザなど、特別な物は除く)で、入国時に指紋・写真を撮られる。

DHSのTom Ridgeはこれでテロが防げると喜んでいるようだけど、実際効果があるんだろうか?テロリスト予備軍はごまんといるわけで、それをどうやって識別するの?なんか余計な手間・暇・金をかけてるだけな様な気がするのは私だけだろうか?

気になったのは我々永住者の扱い。去年10月のFAQだと、

"The US-VISIT program, once implemented, will collect information on foreign visitors' arrivals and departures by date, nationality, and classification as an immigrant or non-immigrant, and biometric identifiers."

と書いてある。これから察するに移民(永住者)、非移民関係なく実施されるように読めていた。と・こ・ろ・が、今日同じリンクをたどってみたら、FinalizeされたFAQにこっそり変わっていてそこには、

"It does not yet apply to immigrants or lawful permanent residents (green card holders)."

とあるじゃん。とりあえず今回は永住者は免除みたいだけど、紛らわしいんで昔のFAQは消してほしいもんである。これじゃISO9000認証取れないよ(笑)。

さらに笑えるのが、今回のこのシステム施行に対抗して、ブラジルはアメリカ人入国者の指紋・写真を採るようにしたらしい。まるで子供の喧嘩だなぁ。