Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

Just winged it.

今日は朝からぶっ通しでカンファレンス。しかも最後のスロットが自分の分担のプレゼンなんでどっと疲れた。
プレゼン自体はいつものように、Javaの国際化関連の話。なので仕上がりも予想通り。それはそれで良いのだが、ちょっとがっかり(というか半ば予想通り)だったのは、ほぼ100%の聴衆が国際化またはGlobalization関連のグループからの参加だったこと。この国際化セッションの真の目的は、社内の様々なプロジェクトのリードの人々に、”国際化とは何か”という概念を持って貰いたかったのだが、その目的はまるで達成できなかったと言える。
本来”国際化”とは、単なる機能ではなく、セキュリティなどと同様にソフトウェアのアーキテクチャの根本に組み入れる物である。その点セキュリティは軽んじた場合の代償が大きすぎる(と言うか自分のday-to-day workに即直結する)ので皆真剣に検討するが、国際化はそうはいかない。”必須なもの”という認識が薄いんである。
そういう意味では、ソフトウェア産業がアメリカではなく、インドやタイ辺りで始めに興っていたらこのようなジレンマは感じなかったのかも知れない。まあその場合、私はこの仕事をしていない可能性が高いが。。。