Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

回っているエンジンのオイルキャップを開ける。

Removing oil filler cap reveals worn piston rings
エンジンが古くなってくると、ピストンリングが摩耗して、その隙間からせっかく圧縮した燃料・空気が漏れてしまい、調子が崩れてきます。自分の所有している車の場合、オイルの減りが早くなる(オイル上がりといいます)ので把握できますが、中古車を買う場合、その場ではオイル上がりかどうかちょっと見にはわかりません。で、その場でピストンリングの摩耗を調べる方法として載っていたのが、
回っているエンジンのオイルキャップを開ける。
という方法でした。なんかそこら中にオイルが飛び散って凄いことになりそうですが、これでわかるんだそうです。理由は簡単。ピストンリングの隙間を抜け出した燃料はクランクケースにたまります。健康なエンジンではこのブローバイガスの量は少なく、PCV経由で吸気側に還元されますが、老化したエンジンではPCVの還元が間に合わずクランクケース内の圧力が高まるので、オイルキャップを開けた瞬間にしゅ〜っと吹き出すんだそうです。うーん、一つ賢くなった。今度うちの車でもやってみよう。
ただなぜかSAABの車だけは、オイルキャップを取るとエンジンストールするんだそうです。あくまでUS仕様の話ですが。