Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

今日の英語:Living Will

”生きる意志”ではなく、”生前遺言書”。
時々読んでいるRobert Scobleのブログ。彼のお母さんが脳卒中(それも最悪の)で倒れてしまったそうである。悲しみに暮れる彼の一言:

If there's some good that might come out of this, please sit down and communicate with your family about what you'd like to have happen in a similar situation. Do not leave these kinds of decisions to your next of kin.

尊厳死について深く考えたことは今までなかったが、残された者へ重荷を与えないためにliving willを残すという考えは共感できる。この辺のことをタブー視せずにしっかりと明文化するというのはいかにもアメリカらしい発想である。
似たような物の一例として、カリフォルニアで運転免許を取ると、”事故で助からなくなった時、臓器提供に同意するか?”という意思表示をする項目があるのだけれど、この辺初めてアメリカに来た時は違和感を感じたが、今は非常に合理的なシステムだと思う。
こういったあたりは白黒つけたがる性格がよい方向に出ている一面だと言える。