今まで左隣の家の住人を見たことがなかった。車も置いてないし、いつも家の中のある場所の電気だけついている。勝手口（？）の扉など半開きのままである。きっと仙人のようなやつが住んでいるか、長期出張で家族も一緒に旅行中なのかなどといままで想像していた。今日その隣の家に車が止まっていて、中でがさごそ音がしていた。どんなやつか見てやろうという野次馬根性がむくむくと持ち上がり、そーっと見ていたら、なんとうちの大家さんだった。そう、隣の家も大家さんの持ち物で、誰にも貸してないのである。明日がYard Wasteの回収の日なので、庭掃除のゴミを集めていたのだ。道理で家に来るガーデナーが隣の家も一緒に芝刈りして行くわけだ。うーん、自分の家以外に２件も家を持っているとは…。いや、もっとかも。このへんは、やはり見かけによらず金持ち（土地成金？）が多い。
良いなあと思いつつ、ふとその空き家の庭に目をやると、今まで気づかなかったのだが、しだれ柳のような木が植わっている。よく見ると枝にびっしりとなんかの実がなっていてしだれ状態になっているのだ。更によく見るとその実はひょうたんのような形で薄紫系の色だ。そう、洋梨だ。思わずごくっと生唾を飲み込む情けない自分。。。
