テスト車の「B4 2.0GT Spec.B」は、「水平対向エンジン」「ターボ」「マニュアル」という、今日の自動車産業のメインストリームからは、ちょっとはずれた要素から構成されたモデルだ。個性を詰め込んだ中身と反比例するかのように(?)匿名性の高いスタイルを纏ったサルーン。個人的には、B4の魅力はソコにあると思う。
昔からレガシィ(それもワゴンではなくセダン)には心惹かれていたんだけれども、今回のはかなりイイ。一見どーってことないスタイルで、強いて言えば不人気車だが、中はめちゃめちゃホットである。BMWの3シリーズなら十分対抗できると思う。それでいてBMWのようにそこら中にあふれていないし。初代ランエボを買った時もそこらにあふれていないというのが理由の一つだったんだが、いまじゃ(というか正確には日本にいた頃)犬も歩けばランエボに当たるんじゃないだろうか。
関係ないけれど、未だに最高出力280馬力の行政指導って生きていることが結構笑える。全然、全く、なーんの意味もないと思うんだれど。外車で280馬力以上あるがために事故を起こしたという事例があるんだったら見てみたいもんである。そもそも280馬力に絞る必要があるんだったら、280馬力以上の外車は輸入禁止にするぐらいの覚悟でやってもらいたいもんである。外圧が怖くてできるはずないんだけどね。それに最高馬力を行政指導して、最大トルクを行政指導しないってまるで頭隠して尻隠さずだ。そのうち日本車の半分ぐらいが最高出力280馬力になったりして。
乱暴運転する輩は100馬力でも危ないんだよ。
頭に来だしたんでこの辺でやめよう。