こんな記事を読む。
「日本の焙煎士たちがサードウェーブをシカト」という記事なんだけど、そりゃ本末転倒だろ、青瓶の創始者とか日本のコーヒーでインスパイアされたはず、と思いながら読んでいてその中のこの記事に注目、
新橋にある「カフェ・ド・ランブル」という珈琲の老舗。ウェブサイトからして古さを醸し出すけれど、そこで目に止まったのが「生豆のエージング」
今から40年ほど前の話である。近所にあった住田物産の半田社長とは戦前からの知己で社長室を頻繁に訪ねていた。あるときたまたま部屋の棚に各国から送られてきた珈琲の見本が梱包のまま置いてあったのを見つけた。それは大分前からあったもののようで、梱包の色が変わっているほどだった。
これに目をつけ、何個か手に入れて早速サンプルロースターで焙煎して飲んでみると、ニュークロップ豆とは比較にならないほど、目が覚めるくら
いの差があることに気づきエージングをやってみる価値があると踏み切ったしだいである。
オールドビーンズ
ニュークロップグリーンがかった色のニュークロップが、オールドビーンズになるにつれセピア色に変化していく
全て、というわけじゃないけれど、何年もエージングすることで美味しくなる豆もあるらしい。これは初耳。この珈琲店、生豆も通販してくれるそうだけれど、オールドビーンに限っては量が限定されるため販売せず、店頭で飲むしか無いんだそう。うーむ、飲んでみたい。