Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

Mo'Bop II

届いた。しかしピンクですか、今回は。
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前作の"Mo'Bop"が久々(失礼)の”会心の一撃”だとすると、今回のはその延長上に乗っている感じであり、"New Electric Trio"の名に違わない仕上がりになっている。バックはもちろん前回と同じ、Richard Bona(bass)、Horacio Hernandez(drums)である。このメンツで駄作になる方がおかしいぐらいだ。
選曲は1曲目Bud PowellのCleopatra's Dream、6曲目のCry Me A Riverがカバーであとはオリジナル。前回のMo'Bopは最後にTo Chi KaからUnicornのセルフカバー、Tricornを入れていたが、今回も最後の曲は名盤Moboから"遠州ツバメ返し"のセルフカバー、"Favor Return of Ensyu Swallow(遠州ツバメの恩返し)"。返しにしているところがなんとも。全般的な曲作りとして、カッチリとしたリズム隊の上を、香津美節が縦横無尽に駆けめぐる、という流れが多い。そして負けじとBona、Hernandezが追っかけてくる。やっぱりトリオって基本だよなぁ。無駄を省いてあるっていうか、各プレイヤーの音がくっきりと表れるんでなおさら各人のインタープレイの重要度が増すんだよな。
今回もメディアは前回同様SACD/CDのハイブリッド仕様である。全曲ではないけれど、何曲かは5.1chで録音されている。2chとの違いがどの程度あるのか聞いてみたいところだ。しかし、しかーし、それよりも堪えるのはこのメディア、PCで認識してくれないんである。トレイに入れてプレイヤー(例えばMusicMatch)で再生しようとすると、CDのアクセスランプがつきっぱなしに。CD層に関してはCompactDiscのロゴ入りなんで偽CD(CCCD)ということは無いはずなんだが。実際前回のMo'Bopも全く同じ仕様なのにそれは正しく認識できているし。”一般のDVDプレイヤーで再生できない場合があります。"とものすごい小さい字で書かれているが、うちの"一般のDVDプレイヤー"では問題ないんだけれど。。。ただの相性?よくわかりません。