自分の経験談ではないし、自分の経験上は平均的なサービスと思っていたんだけれど、えーい、載せちゃえ(笑)。
今回はComcast。先日Comcastのブロードバンドを使っている同僚が、”特定のサーバーにだけ繋がらないんだよねぇ。”とぼやいていました。何でもアマゾンとかeBayとかの名前引きが出来ないそうです。で、そうこうしているうちに社内のとあるメーリングリストでも同じような内容が。今回はそれがメインのストーリーです。
同僚と同じ症状が出たその人は、近所で同じComcastを使っていて、かつその症状が出ない人のtraceroute結果と自分のを比べてみたところ、AT&Tのとあるルーターまで行ってそこで止まっている事を突き止めました。で、その結果をComcastのテクニシャンに伝えたところ、
テクニシャン:”NATルーター・ファイアーウォールを使っていますか?”
被害者:”はいもちろん使っています。”
テ:”ではそれを外してください。”
被:”tracerouteの結果からわかるとおり、バックボーンに障害があるのは明らかなんで自宅のルーターは関係ないですよね?”
テ:”ルーターを外して試してください。”
この押し問答を数回行ったあげく、らちがあかないので被害者さんはあきらめてルーターを外してみました。もちろん結果は相変わらず繋がらず。で、それをテクニシャンに伝えると、
テ:”ではウィンドウズを再インストールしてください。”
被:”は!?”
テクニシャンは被害者さんがどう説明しようともウィンドウズ再インストール一点張り。考えた被害者さん、マシンのLANカードを交換してMACアドレスを変更し、新しいIPアドレスを振ってもらいました。幸いそのアドレスは例の障害ルーターを通らなかったらしく、めでたく問題解決。で、このことを例のテクニシャンに伝えると、
テ:”もちろん!それで解決するはずです。”
被:”ということはうちのルーターは全く関係なかったってことですよね?”
テ:”そうとは限りません。”
(笑)。
実は最近のMercury Newsでこの障害が取り上げられています。
Cable provider Comcast said Thursday that it was working on technical problems that caused a series of outages in recent days for many of the 7 million people who subscribe to its high-speed Internet service.
Comcast側の問題であると白状したわけですが、被害者さんにもう一度例のテクニシャンさんとやりとりして欲しいなぁ(笑)。