たぶんツール・ド・フランスを見たことある人なら誰でも知っていると思うけれど、それはあの悪魔の仮装をしたおぢさん。やっぱりこれもBicycling Magazineからだけれど、あのおぢさん、Dieter Senftというドイツ人。なんであんな恰好しているかというと、彼は元東ドイツの出身のロードレーサーで、若い頃にツール・ド・フランスを観戦しに行きたかったんだけどかなわなかったらしい。なのでベルリンの壁が崩壊したあと念願かなって観戦できたわけだが、その時今まで誰もやらなかった方法で応援しようと思ったのがきっかけだそうである。
驚くのはあれは彼の生業だそうで、LUKというドイツの自動車パーツメーカーがスポンサーになっているそうである。自転車レースのある春から秋にかけては収入があるが、冬は無収入。悪魔業も大変な様子。