最近は帝王切開による出産が急増しているらしい。で、それに起因する喘息・アレルギー・湿疹・肥満その他の疾病が増えているというレポートも。
というのも、その原因が産道を通らずに出産するため、通常分娩で産道通過時に遭遇する「母体のバクテリア」と接触しないためでは?という研究がある。
で、これの対策として「バクテリア洗礼」という方法があり、帝王切開の赤ちゃんに母親から採取したバクテリアを塗る、というもの。現状では未だ調査段階なんで、上のケースだとFDAが研究用にバクテリア・プラシーボを半々にして効果を確かめる、というものだけど、被検者の奥さんはバクテリアに当たってほしい、と書いてある。
新生児にバクテリア、ってちょっと怖い気もするけれど、キリスト教徒には、
"We're not terribly religious so we won't baptize with water — holy water," Nick says. "But since we're scientists, we like the idea of a bacterial baptism instead of a holy baptism — because now she's been initiated with bacteria, friendly bacteria, that should protect her down the road."
「洗礼」という儀式がやはり単なる医療、という以上に意味があるのかも知れない。