Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

Kenny Garrett

七夕の今日、かかしさん、こすもすさん夫妻とStanford Jazz FestivalにKenny Garrettを聴きに行った。席は自由席だったので早めに並ぼうと思って昼過ぎに出かけたら、誰もいなくて肩すかしを食らった。会場30分ぐらい前になって、ようやくぽつぽつと並び出す。この辺の感覚はやはり日本とは違うところだ。会場はスタンフォード大学内にあるDinkelspiel Auditoriumというかなり古めのコンサートホール。ピアノなどのリサイタルにはいいのかもしれないが、ジャズにはちょっと広いし、音響も最新とは言えない。が、真ん中の前から2列目に座ることが出来たのでまあいい方だろう。
8時をだいぶ回った頃、Kenny Garrettが登場し、演奏が始まる。はじめの2曲は彼のオリジナル。かなりいっちゃってる演奏だ。アルト版コルトレーン(後期)といってもいい。テンションの使い方やコード進行など、ずいぶん意識しているようだ。実際3曲目はGiant Stepsだったし。ブロウの時に上半身を上下動するのが彼の癖のようだが、奥はそれをみて大昔に流行った水飲み鳥(?)のおもちゃを思い出して、おかしくてしょうがなかったそうだ。なるほど、いわれてみるとそうかも。はじめからこのフリーぶりじゃどうなることやらと思ったが、4曲目からソプラノサックスに持ち替えてちょっと大人し目路線になり、コード進行に沿ったソロを取るようになる。ソロの途中で全然関係ない、皆が知っているメロディを埋め込むところがちょっとお茶目だ。しかしドラムの小僧がちょっとうるさかった。まだ若いので、手数が多ければすごいという年頃なんだろう。最後の曲で客にハモらせるところなんか、エンターテイナーだなぁと思う。関係ないが、この最後の曲名がどうしても思い出せない。結構有名な曲なんだけれど…。う〜ん、魚の骨が喉に刺さった気分、って最近経験してないけど。
ゆみさん、かんちゃん、子供のお守りどうもありがとうございました。