Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

国外追放の可能性。

いつも寝る時は大抵KQEDを子守唄代わりにするんだけれど、昨日の(いや今日だな)Latino USAで、グリーンカード保持者の国外追放について説明していた。ちゃんと聴こうと思って気がついたら寝落ちして朝になってたんでウェブ上で聴取。

The Right to Counsel

In the case of Padilla v. Kentucky, the Supreme Court of the United States has found that the Sixth Amendment’s guarantee of effective assistance of counsel requires that a criminal defense attorney advise a non-citizen client that a guilty plea in an aggravated felony will trigger deportation.

Latino USA - NPR's Latino USA with Maria Hinojosa, produced by The Futuro Media Group, is the longest running Latino-focused program on radio.

このaudiocast自体は、「外国人が裁判で罪を認めた場合、それが滞在ステータスに及ぼす影響を知る権利がある」という判決が下された、というものなんだけれど、注意を引いたのがその説明にあった"aggravated felony"という用語。日本語にすると「加重された重罪」という意味だけれど、アメリカ在の外国人がこのタイプの罪を犯した場合、ほぼ国外追放・再入国禁止になるらしい。
しかも解説者によれば罪が"aggravated felony"と認定されるには、それが"aggravated"でも"felony"でなくともいいらしい。例えばマリファナ入りタバコを所持していたり、あるいはアメリカ入国五年以内に万引きで一年の刑に処せられただけでも"aggravated felony"になるそうである。さらに厄介なのが"aggravated felony"と決定した場合、それに対してアピールする機会がゼロ。即刻国外追放という流れ。もちろん犯罪を犯すつもりは毛頭ないけれど、こういう移民法があるのを知っていて損はないだろう。
ところでこのLatino USA、ホストがMaria Hinojosa(これでイノホサと読む)という女性なのだけれど、完璧なアメリカアクセントの英語をしゃべっていて途中でいきなりスペイン語発音になるのはちょっと面白い。