Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

父の時計。

今回の訪日、主たる目的が年老いた両親と時間を過ごしたい、という理由。色々話をしていてふと父の時計が変わってることに気づく。自分が物心ついた頃から父はずっとオメガのコンステレーションを使ってきてたけど、最近遅れるようになって変えたらしい。そうしたら父が今もあるんで持っていけ、と。

Ω Constellation Chronometer

そしたらこの時計、父がジュネーブで開かれたCCITTの国際会議に出たときのお土産だったんだそう。父からCCITTという言葉が出てくるのも初めて聞いたし、そんな仕事をしてたというのを聞くのも初めて。そもそも父は仕事の話とか全くしない人だったしな。

時計に関してはよくわからないけれど、ヴィンテージのとしての価値よりもこのストーリーの方が計り知れない価値を持ってたのを知って、今回の旅行の目的99%達成なような気分。父の歴史が傷として刻まれたこの時計の話、間違いなく生涯忘れないと思う。